写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
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鳥取県の第3セクター鉄道、若桜鉄道の隼駅で、今年2010年も「隼駅まつり」が開催されます。隼駅には1930年(昭和5年)の駅開業以来の古い木造駅舎が残り、特に昔のままの造りの窓口跡が素晴らしく、私の大好きな駅の一つです。
しかし鉄道ファンの人々にとっても隼駅はほとんど無名と思われ、何でそんな無名の小駅の名前を冠したお祭りを?と不思議に思われる方もいる事でしょう…。
実は、二輪車、自動車メーカとして有名なスズキに
「GSX1300R隼:hayabusa」
というバイクがあり、同じ名前つながりで、バイク専門誌・Mr.Bikeが
「8月8日はハヤブサの日。隼オーナーは隼駅に集まれ!」
と提唱した所、隼駅にツーリングに来る隼乗りが増え、隼駅はいつしか彼らの聖地となり、まさに〝聖地巡礼〟は憧れになっていったそうです。そしてスズキにも「隼の駅」として公認され、地元の「隼駅を守る会」が中心となり、遂に2009年8月8日に第1回隼駅祭りが開催されました。普段は静かなローカル線の小駅に全国からハヤブサを駆ったライダー200人以上が集結し、地元の人々も交え大盛況だったそうです。
(※外部関連ページ;スズキ、2009年8月8日「第1回隼駅まつり」の様子など。)
そして今年2010年も8月8日(日曜日)に第2回 隼駅まつりが開催されます。隼駅に加え、隼小学校が会場に加わり、特産品の販売、ビンゴゲームなど各種イベントも開催され、今年は鳥取県知事も参加するとの事で、何やらスケールアップした感があります。あと若桜鉄道での来訪者のみへの記念品もあり、隼乗りでない鉄道ファンにはとても嬉しいです。個人的には国会議員随一の鉄道ファンとして知られる地元鳥取県選出の石破茂氏にもご来場いただければ面白いかと…。
…と、わくわししつつ、私は都合が悪く残念ながら訪問する事はできません。バイクと並び、ローカル線の小駅が主役となるユニークなお祭りでとても興味深く、是非とも訪問したかったのですが…。遠くで隼駅祭りの成功を祈りつつ、第3回、第4回も開催される事に期待です。
2010年の第2回隼駅まつりには実際に石破茂氏が来場したとの事。
2009年以来、隼駅祭りは毎年開催されていて、例年、ハヤブサの日こと8月8日に近い日曜日の開催。最新情報は隼駅を守る会Facebookページへ。
2015年第7回隼駅まつりのひとコマ。GSX1300R隼で埋め尽くされる駅前。
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