写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
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駅と駅舎の旅写真館 railwaystation.jp
古く美しき駅舎に
「越後岩沢駅~JR飯山線最後のレトロ駅舎!?~」を
新規掲載しました。
飯山線は駅舎の改修が進んでいて、96.7kmの31駅中、写真を見る限り昔ながらの形状を留めた古駅舎は、この越後岩沢駅だけ!外壁は新建材で改修されていますが、車寄せは木の造りを残し、まさに飯山線最後のレトロ駅舎の風格十分。
本編訪問記には惜しくも?? 掲載とならなかった、越後岩沢駅の画像を緩~く綴っています。
越後岩沢駅の木造駅舎。夏なのに雪囲いの板が掛けられたままです。たぶん着脱がめんどくさいのいでずっとそのままなのでしょう。
駅舎前には荒れた花壇があります。荒れたといっても、かつて植えられただろう花々が季節を忘れず咲き、草原の花畑のような趣きです。
駅舎左側の手前には、赤い「火気厳禁」の看板がものものしい表示が。「石油、軽油」「地下タンク貯蔵所」など色々な表記から、この下に石油タンクが埋められているようです。
その他にも…
駅舎前の雪囲いの裏にも、火気厳禁の倉庫がありました。そして、駅舎右横にも、火気厳禁の倉庫がありました。
この小さな駅に3個も危険物の貯蔵庫があります。昔ならレンガ製の油庫とも呼ばれた危険品庫に貯蔵されたのでしょうが、取り壊されてしまったので、このようになっているのでしょう。
雪囲い裏と駅舎右横の危険品庫の表示を詳しく見ると、灯油が収められいたよう。雪深く寒いこの地で、かつては暖房に大量の燃料が必要だったのでしょう。しかし、無人駅となり、今では無用の長物となり、寂れた感じがします。
駅舎左側の手前のものには、看板に真新しさが残ります。そして表示を見ると、灯油ではなく、軽油となっています。実は側線を覆うように倉庫が設置されていて、中には除雪用モーターカーが収納されています。この駅は現在でも除雪車の基地となっていて、地中に燃料タンクが埋設されているのでしょう。
待合室はほぼ完全に改装され、窓口跡の痕跡さえありませんでした。しかし、作りつけのベンチを撮影していると、ベンチ右隅の壁だけが木のままでした。よく見るとペンキ越しに木目が浮かんでいます。秘かなる味わいを残していてちょっと感激。
駅前の小さな草原のような花壇も印象的でしたが、ホーム側にも花壇が整えられています。意外にも越後岩沢駅は「花の駅」という印象を持ちました。
それでは飯山線・越後岩沢駅の本編訪問記も、ぜひご覧下さい。
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