写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
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JR北海道・石北本線の上白滝駅を訪れた後、白滝‐上川間唯一の上り普通列車に乗り、18時16分に上川駅に到着しました。列車は旭川行きですが、上川駅で何と37分もの停車時間があります。
今となっては、このような普通列車での長時間停車はかなり珍しくなりました。そこで夕食でも買いに駅前に出ようと、車外に出て跨線橋を渡りました。
すると、駅舎の中の待合室は暖色系の照明で彩られ、ガラス窓にはピンク地に「SARA」と白抜きで書かれたステッカーのようなものが貼ってありました。
上川駅は平屋のコンクリート駅舎で、それは変わっていないよう…。しかし以前は高度経済成長期に国鉄で量産された無機質さ漂わす古い駅舎でした。それがすっかり改装され、暖かでムーディな室内に「SARA」とブランド名か店名のステッカーが貼られているのがお洒落な雰囲気で、以前とはガラリと変わっていました。
最初、誰かが駅舎内に店を構えているのかと思いました。例えば、地元の若い人がブティックを開いているとか、町おこしで地元の産物を売っているとか…。
けれども、待合室に入るときれいに改装されているものの、お店やその類のものはありませんでした。じゃあ「SARA」って何なんだろうと不思議に思いました。
そして食べ物を探しに駅の外に出て、駅舎を撮影しようと振り返って見ました。すると…
「高梨沙羅」と書かれた横断幕やのぼりが、駅に掲げられているが目に入りました。
ああ、「SARA」って女子スキージャンプ選手の高梨沙羅選手の事なんだとようやく解りました。急速に力をつけ注目されている高校生のスキージャンプ選手という事は、ニュースで私でも知っていました。
高梨沙羅選手はこの上川町の出身で、オリンピック出場とメダル獲得が期待される女子スキージャンプのエースです。なので駅を挙げて、…と言うか、町をあげて応援しているのも納得です。
2014年2月7日、ロシアでのソチオリンピック開会まで遂に1週間を切りました。高梨沙羅選手は現地時間2月11日夜(日本時間12日未明あたり)に出場予定との事。今現在、ジャンプ会場は積雪不足らしいですが…。
頑張れ高梨沙羅ちゃん!頑張れニッポン!
[2013年5月訪問] (北海道上川町)
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