写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
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古く美しき駅舎に
「因原駅(JR西日本・三江線)」
の訪問記を新規掲載しました。
もうすぐ春なので、趣きある木造駅舎で桜咲く時期に訪れた駅はと思い巡らせていたら、3年前の2011年に訪れたこの因原駅が思い浮かびました。
駅と言っても2面2線の廃止された側のプラットホームです。だけど、列車がもう来なくなっても、人が滅多にここに立つ事がなくても、春になったら忘れずに華やかに咲く桜は、駅には欠かせない存在で、強く魅かれるものがあります。
木造駅舎は無人化後、旧駅事務室に運送会社が入居し、多少改修されています。それでもよく原形を保ち、使い込まれた木のディテールは素晴らしく、木造駅舎らしい味わいのある雰囲気に満ち溢れています。
駅のすぐ近くに「道の駅インフォメーションセンターかわもと」があります。なので因原駅で下車するのは木造駅舎を堪能するだけでなく、お土産購入、食事もでき、トイレの心配が無いので、三江線駅巡りの旅のいいアクセントになるかと思います。私は石見川本駅で三江線の列車から下車後、少ない列車の間を縫うようにバスでここまでやって来ました。
因原駅から列車で離れる時、とんでもないポカをやらかしてしまいました…
それは江津行きの列車を待っていて、やってきた列車に乗ったら、何とそれは浜原行き!!何と反対方向の列車に乗ってしまったのです。三江線は列車本数がとても少ない超ローカル線で、たて続けに列車が来るはずが無いという思い込みが頭の中のどこかにあってか、やってきた13時45分発の浜原行き425Dに何も考えず反射的に乗ってしまったのでしょう。何れにせよ我ながら不注意過ぎる信じられない失態です。
列車が因原駅を離れ、程なくしてこの事態に気付きました。ある目的があって13時59分発の江津行き426D列車でなければいけなかったので焦りました。次の列車17時49分発の430Dではかなり遅くなってしまいます。
でも少し落ち着いて考えると、単線の三江線、乗るはずだった426Dとどこかの駅で擦れ違う筈と思い、改めて時刻表を見てみると、次の石見川本駅が426Dの始発駅で、出発時刻は13時53分。間違えて乗った425Dの石見川本駅発は14時ちょうどと記述されていました。しかし小型時刻表のため、到着時間が記述されていない上、他の列車の因原‐石見川本間の時間に比べて少し長いので、石見川本駅で426Dとの擦れ違いも兼ね、425Dは少し長めの停車時間を取っているのだろうと思いました。
ただ時刻表から推測するに、425Dが石見川本駅に到着してすぐに、江津方面への426Dは出発すると思われます。一旦は上手くいったと思いましたが、これはどうしたものかと頭を抱えました。そして、もうこれしか無いと思い、運転手さんに乗る列車を間違えたので石見川本駅で江津行きに乗り直したいと伝えました。すると待たせておくので急いで下さいという、有り難いお言葉をいただきました。
そして石見川本駅に到着。ご厚意とは言え、甘え過ぎるのもダメと思い、石見川本駅に到着すると、跨線橋の向こうの1番ホームに停車する江津行き426D列車に向け一目散にダッシュしました。
カメラを首からぶら下げたままだったので、保持しようと知らない間にシャッターまで押していたようで、その時の様子が生々しく記録されていました(笑)
お陰で426D列車になんとか乗る事ができ、ずっと見たいと思っていたある駅の夜桜風景を心ゆくまで堪能する事ができました。
それでは本編の因原駅訪問記もどうぞよろしくお願いします。
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