写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
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※その1はこちらへ: SS7の新PY座席の第一印象、ロンドンヒースロー空港離陸時の風景...
ベルトサインが消え、程なくすると機内食のメニューが配られました。プレミアムエコノミー専用の冊子で、JALロンドン線のメニューが往復ともこの一冊に記載されています。近年、2食目の機内食は吉野家やモスバーガーなど有名店とのコラボレーションになっているのですが、どうも往路だけのようで、羽田行きの2食目はごく普通の朝食で少し残念…。
メインは「ミラノ風ポークピカタ」か「牛丼」のチョイス。
機内食配膳の前に、ドリンクとあられ、ドライなっとうが配られました。ドリンクはもちろんアルコールも選べるのですが、私はほぼ下戸のため、冷たい緑茶。懐かしい日本の味にほっとします。
6年前にヨーロッパに行った時、エールフランス便で、復路はコードシェアリングでJALのエコノミークラスに搭乗しました。映画を見たい、仕事をしたいなど早く機内食を食べ終えたい人のためという理由で、その頃は、最初のドリンクと機内食が同時にサーブされていました。短距離線ならともかく、.ヨーロッパのような長距離線だと、ベルトサインが消えると、何かを飲んでホッとしたいもの。ましてやお酒を飲む人は、まず食前に何かを飲みたいのでは…。これは搭乗客の声という事にしておいて、サービスの効率を優先させてからなのではと、強く疑問を覚えたものでした。その点は改善されたようです。
そしてメインの1回目の機内食。通常のエコノミークラスと同じメニューです。こうして眺めると、色々なものがトレイを賑わしていて、更に味噌汁が付いているのが嬉しいです。
機内食のウェブサイトで、エコノミークラスの機内食を見てみると、メインディッシュ以外はサイド一つがポツンと置かれているだけなど、簡素なエアラインも多くなりました。
選んだメインが「ポークビカタ」。他にサラダ、そうめん、生ハム、フルーツ、ショートブレッド(クッキー)があります。 ピカタの味はまあまあ美味しかったのですが、熱々なのがなにより良かったです。
話はそれますが、ビジネスクラスの機内食だと、レストラン風にしようと加熱したものを別の皿に盛り付けるエアラインもあります。しかし、皿が温められていない事もあり、要領良く作業しないと、サーブした時点で冷めかけいてる場合もあります。温かい料理を出すという事は重要なので、制約ある機内という環境の中、カッコつけづに温めた器のまま出してくれてもいいのではと思います。その場合、上級クラスはさすがに陶器の器ではあってほしいとは思いますが。
食べ終わった頃にハーゲンダッツのアイスクリームが配られ…
その後、食後のコーヒー。このコーヒー美味しかったです。
そして機内食のトレーが下げられ機内が落ち着いてきたなと思った時、青い箱が配られました。何かと思ったらショートブレッドでびっくり。缶を開けるとイギリス国旗を模ったショートブレッドが8枚も入っていて、これだけでちょっとしたお土産になりそう。確かに間食として、ショートブレッドは記載されていましたが、まさかこれが出てくるなんて…。機内食のトレーに載ってた袋入りのものがそうだと思っていました。
蛇足ですが、ショートブレッドはスコットランドの伝統菓子で、イギリスの代表的なお土産の一つとなっていて、ロンドン・ヒースロー空港にもたくさん積み上げられていました。もし、数日後のスコットランド独立の住民投票の結果がYesだったら、そういう光景も変っていくのかとふと気になりました…。
眠りから目を覚まし、シェードを上げると、窓の向こうの雲は赤く染まり夜明けの気配がしました。
その後は眠る気も起こらず、目の前の画面の機内エンターテイメントのメニューをいじっていたのですが、音楽を聞く事に。J-POPやら洋楽、韓流、クラシック、落語など、チャンネルはたくさんあって、全曲の中から好きな曲を登録して聞くことも出来ます。選んだ曲はちょっと古め(笑)
その後は、JALオリジナルのカップうどん「うどんですかい」を頼みつつ映画を見ました。
到着の2時間ほど前に、2食目の機内食が出ました。こちらはチョイス無しで、スクランブルエッグ、ソーセージ、フライドポテト、トマトという典型的な朝食メニュー。2食目で1食目よりシンプルですが、メインのボリュームは十分。味付けは濃いと思いましたが美味しく頂きました。
日本の空、そして羽田空港へ着陸
日本の空に戻ってきました。そして着陸態勢へ。離陸時と同様にカメラ片手に撮影に入ります。
日本帰着は成田が多かったのですが、今回は羽田。東京湾上空をどんどん下降していき、右手には東京ディズニーシーも見えます。そしてベイエリア、建物がぎっしりと詰まる大都市・東京の風景が広がっていきます。いつもと違う風景に新鮮な気持ちです。
そして着陸!勢い良く羽田空港の滑走路に滑り込んだB777-300ERを制止しようと、フラップが全開となりました。
今回、PYの座席や機内食など「進化したJAL」を体感できて、そして離着陸の風景を撮影できて、思いの他、楽しいフライトになりました。ごくたまにビジネスクラスにも乗りますが、自分にとってはエコノミークラスの方がやはり身近なので、そんなクラスが快適になるのはとても嬉しい事です。
9月になり、JALのB787にもB777-300ER同様のスカイスイートの客室が導入されるが発表になりました。今回、搭乗したPYの座席も導入されるのですが、特筆されるべきが、エコノミークラスが2-4-2の横8列という事です。世界的に見て現在の所、JAL以外の(※)B787のエコノミークラスは3-3-3の横9列の詰め込み配置なので、1席分の余裕はちょっとの事とは言え大きく、ゆったり感は違ってくるのではと思います。前後の間隔も数センチですが広くなっています。(※ANAの国際線用B787のYは当初は横2-4-2でしたが、今後は3-3-3になっていくようです。)
SS7とほぼ同様の個室間隔のビジネスクラスも楽しみです。スカイスイート787の導入自体は、以前から公表されていたのですが、ビジネスクラスはB767のスカイスイート767(SS6)と同様のものが導入されると思っていたので、こちらも驚きでした。
B787の加湿できるキャビンに改善された座席が加われば、ロングホールフライトの疲れも軽減でき、まさに鬼に金棒。JALでの旅が楽しくなりそうです。
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