写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
※ 現在、一部の記事をメインサイトに移転する作業を進めています。
2014年3月30日に羽田空港国際線の昼間が増便されるという、日本の空の旅の歴史が変わった出来事がありました。
関連して、国際線接続の色彩が強いJALの東京‐名古屋線では、登場時はまさかと思った中部‐羽田線が1便増便の1日2便に。それに伴い1日3便だった中部‐成田線は1便減便の1日2便となってしまいました。
しかしこのナゴナリとも一部で言われる中部‐成田線には、何と!2便ともB787が投入される事が発表されました。2012年の東京成田‐ボストン線で就航以来、JALのB787は保有数は増えているものの、国際線のみに集中的に投入されていて、国内線には未就航でした。
これまでこの路線は、朝の成田行き・夕方の成田発に関しては、本来の仕事の片手間とばかりに、国際線機材が間合い運用されてきました。今回のB787投入も国際線仕様機材での運行で、国内線でB787を本格的にと言うより、やはり間合い的です。…とは言え、JALのB787が国内線に初就航という事で、ファンには注目の出来事で、国際線のビジネスクラスシートを気軽に体験できる貴重な機会でもあります。
今回、国際線には乗り継ぎませんが、千葉県のローカル私鉄・小湊鉄道の旅で、早速、この路線を利用してみました。
セントレアの展望デッキに行くと、JALのB787の姿が目に飛び込んで来ました。B787シリーズでいちばん小型のB787-8型です。
当初は、中部‐成田線全便B787とされていましたが、4月上旬あたりの同路線投入機材を見てみると、B777やB767への機材変更が多く発生していました。投入初便となるはずだった3月30日の午前便も、B787ではなかったようです…。私のフライトも、機材変更になっていないか気にしていたので、「現物」を見て一安心。
成田行きB787の隣には、JALのB777-300ERが並びます。こちらは開設されて間もない羽田行きの朝便です。国内線運用とは言え、SKI SUITE 777導入が進む長距離線のフラッグシップと最新鋭機材という、JAL国際線花形機材の並びが中部で見られるなんて…。JALの植木社長が中部国際空港からの国際線増便に言及しているので、今後の動向に期待です。
セントレアのエアラインラウンジで一休みし、搭乗口に行くと、もう成田行きJAL3082便の搭乗が始まっていました。2012年にボストン線で搭乗して以来のB787です。
そして定刻に離陸。雲の上へ…。座席はエンジンの真横という位置でした。ふと感じたのですが、以前、JALでロンドンに行った時、B777-300ERのエンジン横の席に座った事があるのですが、その時はエンジンの音がけっこう気になった記憶があります。その時の事を思うと、静かだったような気がしました。
今回はクラスJにしました。クラスJでも国際線ビジネスクラスシート、シェルフラットネオなので快適性は申し分無し。実は、最初は普通席でいいやと思っていたのですが、何故か間違えてクラスJを予約してしまいました(笑)
まわりを見回すと、半分程度席が埋まっていました。外国人の姿が目立ったのが意外で、私の隣もインド人と思しき人です。きっと皆さん成田から国際線に搭乗するのでしょう。
国内線なので、機内サービスはドリンク程度。前席シェルにはめ込まれた個人モニターには、青空を背景に「ゆったりと空の旅をお楽しみ下さい。」という一文をずっと映し出していました。
客室を見渡すと、照明が桜色なのに気付きました。B787は照明がLEDで、様々な色の光で機内を彩る事ができるのが特徴の一つです。例えば、朝、夜など到着地の時間に合わせた光線状態の照明にし、時差ボケの緩和にも役立てる事ができます。日本列島の関東以西はちょうど桜が満開で、機内を春色に彩るさりげない演出はB787ならでは!桜を見に行く今回の旅の途上にあって、気分も高まります。
海が見えると、成田空港はもうすぐです。
[2014年4月搭乗]
コメント
2014-04-20 07:25 萌音 URL 編集
そうなのか
2015-04-20 18:09 jal好き URL 編集