写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
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香港のキャセイの空港ラウンジは「ザ・ウイング(THE WING)」、「ザ・ピア(THE PIER)」、「ザ・キャビン(THE CABIN)」、「ザ・ブリッジ(EHT BRIDGE)」の4つの直営ラウンジと、グループ会社の香港ドラゴン航空のラウンジの「G16」と、5つのラウンジがあます。それぞれに雰囲気や内容が違い、ラウンジ巡りをしたい程。
今回は、近年改修が完了したザ・ウイングと、2013年10月にオープンしたばかりの一番新しいザ・ブリッジに訪れてみました。
まずは現在の香港国際空港、チェクラップコク国際空港開港当時からあるザ・ウイング(THE WING)の方へ。ザ・ウイングはターミナルビルに近い2~3番搭乗口付近にあります。
白い人工大理石のエントランスは洗練され高級感漂う雰囲気。入ってすぐのカウンターで受付を済ますと、後でザ・ブリッジにも行きたいと伝えました。すると、スタッフの方がラウンジのインビテーションカードにRE-ENTRYというハンコを押してくれました。
ザ・ウイングには7階にファーストクラスラウンジもありますが、ビジネスクラスラウンジは1つ下の6階になります。
階段の手前に置かれた中国旧正月の花の飾りがきれいで、中国らしいムードに溢れます。
お腹が空いていたので、ソファーが並ぶエリアを抜け、真っ先にいちばん奥のダイニングエリアへ。セルフサービスの食堂でシンプルな造りですが、背の高い竹の装飾が東洋的な雰囲気を奏でます。
まず、ヌードルバーへ。ビジネスクラスラウンジの飲食物は、大抵ビュッフェ形式なのですが、このヌードルバーは注文毎に一つ一つ作ってくれる事で人気で、キャセイラウンジの名物となっています。この日は、雲呑麺や日本式ラーメンで、前者を注文。出来上がりを知らせる円盤型のランプを受け取り、待ちつつビュッフェコーナーから料理を選びます。
ホットミールコーナーはシュウマイとかチャーハンとか中国料理を中心に7~8種類の品揃え。他にフルーツや香港の有名お菓子屋の奇華餅家のお菓子などもありました。
セルフサービスのドリンクコーナー。ビールやソフトドリンクがあれこれ並びます。
色々見ていると、いきなり円盤が点滅しました。私の雲呑麺が出来上がったようです。
雲呑麺、炒飯、青梗菜の炒め。麺1杯の量が多くなく、色々食べたい私にはぴったりです。細く歯ごたえのある香港風の麺が美味しく、炒飯は細長いインディカ米のパサパサした感じと、中国の香辛料が少し入っているのが日本で食べる炒飯とも一味違っていました。炒飯にはこのお米の方が向いていると思いました。
ウイングのダイニングコーナーの隅の席からは、飛行機を眺められます。外にはCXのB747-400が駐機中。吹き抜けの搭乗待合所を見下ろせる広々とした空間もゆとりを感させ、リラックスして食事ができます。
食事を終え、気分転換にウイング内の他のエリアに移動します。ラウンジは広く、ダイニングエリアの他に、コーヒーロフトや、ソファーが並ぶコーナーにエリアが分かれていて、それぞれに雰囲気が違い3つラウンジがあるようなものです。
コーヒーロフト…、つまりはカフェのようなもので、カジュアルな雰囲気。隅にはマックのPCが数台並んだカウンターもありました。
そしてカウンター。まるで街中のカフェのようにパンやサンドイッチが何種類も並ぶ魅惑の品揃え!
食後のエスプレッソとペストリー。
そして、ソファーが並ぶコーナーに移動しました。天井が高く広々としています。外光が差し込むラウンジはいいですね。
このエリアの窓側はロングバーと呼ばれる長いカウンター席になっていて、こちらもキャセイ香港空港ラウンジの名物となっていて、飛行機を見ながらお酒などが楽しめます。
でも寛ぐならやっぱりソファーのコーナーへ。普通のソファーに混じり、変な形をした1人用のソファーが目を引きます。これはキャセイがイタリアに特注した「ソーラス・チェアー」というオリジナルソファーです。狭苦しいさを嫌う人もいるようですが、私は仕切りで囲まれ、程ほどのプライベート感があるこのソファーがお気に入り。
そして、ダイニングコーナーだけでなく、こちら側にも飲食物があれこれ並んでいるのが驚きです。しかも品揃えが違い、こちらは軽食やスナック類が中心。スタッフが補充や手入れをまめにしています。
中国菓子・砵仔糕(プッチャイコー)、パスタサラダ、フルーツ…。きれいに並べられどれも美味しそうです。
いろいろなチーズ…
フルーツ、スナック菓子、ケーキとか…。
並べ方も奇麗で、まるで食べ物自体も装飾のようで、ラウンジの雰囲気を洒落たものにしています。
目移りしましたが、砵仔糕(プッチャイコー)とジュースを取ってソーラスチェアーで寛ぎました。
ラウンジ自体の設備や食べ物が素晴らしかったのはもちろん、スタッフの方がこまめにラウンジを回っていたのも印象的でした。テーブルの空いた食器はすぐ下げられ、飲食物のチェックもまめにしていたようです。そんな所も、このラウンジをいいものにしている要因なのだろうと思いました。
[2014年2月訪問]
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