写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
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またJAL・JGC修行の旅をしてきました。今回はピストンと言われる往復修行に加え、着いたらすぐに引き返す「タッチ修行」の要素も含んだミックス型の修行となります。那覇空港と本州の空港を日帰りで2往復するハードな修行です。総搭乗時間は実に10時間近くに及び、ヨーロッパなら、モスクワ、ヘルシンキまで行ける時間です…。
前回のハードな沖縄・宮古修行のおかげで、「5回乗ったら国内線ラウンジ利用キャンペーン」で、FFPのステイタスが無いながら、12月までの期間限定でラウンジを利用する資格を得ました。
中部国際空港セントレアでは全日空との共同ラウンジ「セントレアエアラインラウンジ」になっています。国内で飲食物はビール、ウィスキー、ソフトドリンク、あられ、チョコレート程度しか無かったですが、クレジットカードのゴールドカードで利用できるカードラウンジと違い、保安検査後にあるので、搭乗直前までくつろげました。でも、窓が無くできれば駐機場や滑走路に面した側に設置して欲しかった…。
私が入室した時は、空いていましたが、出発便が集中する朝で、この写真の10分後には結構混雑してきました。
スタートは前回、散々お世話になった日本トランスオーシャン航空(JTA)の朝イチの那覇行き251便。またJTAのB737だな思い搭乗口まで行くと、JALの子会社・JALエクスプレスのB737-400でした。同じJALグループという事で、何かと融通しあっているのでしょう。内装や座席配置も同じでした。
ベルトサインが消えると、「JTA中部‐那覇便のお客様に」という事で、ちんすこうとJTA直営の売店「コーラルウェイ」の割引券が配布されました。修行でJTA中部‐那覇便に4回乗りましたが、こんなサービスがあったのはこの便だけでした。ちょっとでも嬉しいですね。
そしてこの後に、ドリンクサービスだったのですが、前回は、シークワサーと、緑茶位(あと1種類あったかも…)しかもホットドリンクが無く、ホットコーヒーが無いのを物足りなく思ったのですが、この便では、コンソメスープ、ホットコーヒーがあり、冷たいドリンクも前回より種類がありました。JALエクスプレスは今年になって、JAL便として運行されているので、JALに基準を合わせていて、今回JALエクスプレス機材だったからこうなったのでしょうか…?…と言いつつも、結局選んだのはシークワサーでした。やっぱり沖縄となるとシークワサーを飲みたい気分になります。
朝のまぶしい光を浴びながら、一路沖縄へ…。早起きで眠たく、ドリンクを飲み干してしまえば席を倒して寝る体制に入りました。クラスJ席は普通席にプラス1000円で先得と言った割引運賃でも利用できるのでとてもお得な上に快適なのですが、レッグレストが中途半端なのが返す返す残念!
無事那覇に到着しました。1Fの到着ロビーに出ると右に曲がり、琉球銀行前のエスカレータに登り、次のフライトのために保安検査場に急ぐ…という流れはもう単純作業の如しで、「またか…」と不思議な気分になる風景です。でもそのため、私にとって那覇空港のいちばん印象的な風景になってしまいましたが(笑)。
制限エリア外に出ない方法ももちろんあります。だけど、カウンターに行かず、保安検査場前でJALのカードリーダーにJALカードなどをかざす「タッチ&ゴー」という搭乗手続きで、マクドナルドの商品が当たるキャンペーン中で、それ目的でわざわざ外に出ています(笑) いくつかの条件を満たせば「タッチ&ゴー」が可能となり、搭乗手続きをシンプル&スピーディーに済ませる事ができます。
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那覇空港でもラウンジを利用させてもらいました。こちらはJTAの拠点でJALの本州からのフライとも多い事もあり、直営のサクララウンジがあります。さすがに昼前は空いています。食べ物はあられしか無かったのですが…
迫力ある壷ごとの泡盛!他にウコン茶、グァバジュースなど沖縄らしい飲み物も揃えていました。下戸なので、泡盛は目で見て楽しんだだけですが。
30分位ゆっくりして、名古屋に戻るのではなく、羽田行きの906便に乗り込みました。これまでの修行では、JTAなどJALグループ便でしたが、JAL本体のフライトはこの便が初です。最初は中部-那覇2往復にしようと思ったのですが、B737とJTAばかりでは変化が乏しく思い、那覇2往復なら1往復は中部以外でもいいと思い羽田往復にしました。機種はB747-400が退役した今、JAL最大の機材B777-300です。
ナローボディのB737と違って、ワイドボディのB777はやはり広々としたキャビンで、国際線に乗っている気分になります。B737には無かった前方のスクリーンにも「おおっ!」と思いました。
ベルトサインが消え、ドリンクサービスが始まったのですが、私の番になると「○○様、いつもご搭乗ありがとうございます、ドリンクはいかがいたしましょうか?」と名前で呼ばれちょっと驚きました。そして膝の上に載せているカメラを見るなり「写真お好きなんですね。今日は空いていますので、どうぞ色々撮って下さい!」と…(笑)。お言葉に甘えたい所だったのですが、隣の通路側に人がいて気軽に出られる感じではなかったので遠慮しましたが。クラスJは何回も利用していますが、名前を呼ばれたのは初めてです。他人ブログなどを見ていると、クラスJだと名前で呼ばれるとか呼ばれないとか諸説あったり…。JMBダイヤモンド、プレミアなど、ワンワールドエメラルド相当のJMB上位のステイタス持ちの人には必ず挨拶があるとは聞きますが…。折り返しの羽田-那覇便でも名前で呼ばれましたが、この日のJTA便2フライトでは名前では呼ばれませんでした。名前を呼ばれなくて不快になる性質ではないのですが、同じJALグループ内のサービス方針の違いなのかなと興味深く思いました。
やはり フライト中はほとんど寝ていました。そして羽田に着陸。さすが広い空港で色々な機種が見られ。窓の外に目を凝らします。全日空の新鋭B787が見られないか期待したのですが、ターミナルが違う事もありムリでした。JALの格納庫付近には2機の政府専用機のB747-400が駐機していました。たぶん野田首相が帰ってきたのでしょう。
羽田空港も那覇空港みたいに降機と搭乗の導線が一緒だったみたいで(今まで気づきませんでした…)、搭乗待合所に出ました。そして出てきたばかりの搭乗口で電光掲示板を見ると、折り返しは15:00発のJAL919便那覇行きになるようです。そう、次に搭乗するフライトでした。
少し到着が遅れた上、広い羽田空港なので一回出ていると時間が掛かりそうなので、制限エリアを出ないで乗り継ぎ手続きをしました。またすぐ那覇に折り返すのかと思われそうで、気恥ずかしかったのですが、偉大な諸先輩方で慣れていらっしゃるのか、顔色ひとつつ変えず対応してくれました。乗り継ぎカウンター内の係員にJALカードを提示すると、搭乗控えの裏面に、しっかりとビックマック引換券が印刷されているのに気づきました。いままで到着すると外に出で早足で・・・を繰り返していましたが、どうやら出なくても良かったようです。
ちょっとの時間しか無いですがサクララウンジへ。やたらと広く、これと同程度のJALのラウンジがもう一つあり、さすがJALが拠点とする日本最大の国内線空港だけはあります。14時台はとても空いてゆったりした雰囲気でした。あられとコーヒーをいただきしばし休息…。
サクララウンジからは、先程乗ってきて、この次の那覇行きで乗るB777-300も見えました。
機内へは遅めに向かいました。ボーディングブリッジを歩き機内に向かっていると…
隣には嵐ジェットのB777-200が駐機していました。国民的アイドルとなった嵐メンバーの顔写真入りの飛行機はやはり注目度は高く、何人もの人が足を止めスマートフォンなどで撮影していました。
離陸は供用開始されてから1年になるD滑走路から。そして機内からは初めて見る東京スカイツリーの姿が…。初づくしの離陸で嬉しくなります。
大地が遠ざかる様子を見て、そう言えば離陸している時、怖くなくなったなと気づきました。旅行好きで飛行機は年に10回程度ですが乗る機会があるのですが、やはり離着陸の時は少し緊張するもので、金属の塊が地上から離れていく様子を想像しながら、「よく飛んでるなぁ、大丈夫かなぁ…」と少し不安になっていたものでした。これも修行の成果…ですかね?
降下前、雲の切れ間から見えた沖縄本島と青く澄んだ海が見えました。沖縄に帰ってきたなと不思議な感覚を覚えました。やっぱり伊勢湾や東京湾などと違って段違いに奇麗です。次のフライトは夜なので、沖縄の海は当分は見納めとだ思うと、前回、今回の修行の事を想い、しみじみと窓の外を眺めました。
次は名古屋中部国際空港行きのJTAのフライトです。ですが、約1時間半あるので、夕食にと那覇空港のレストランの席に着きました。やっぱり沖縄らしいものを食べたく…
豚肉・ソーキがのったソーキ丼と沖縄そば。ソーキの軟骨の不思議な食感が美味しいです。
デザートのスイーツは沖縄ぜんざい。店頭のサンプルで何か分かっていたのですが、いわゆるカキ氷でした。練乳がけのカキ氷に白玉が添えられていました。底に金時豆が入っているのが沖縄風なのでしょうか?11月に食べるかき氷って不思議ですが、修行で疲れた体をシャキっとさせるような冷たさが美味しかったです。このようにモリモリと盛り付けられているのでスプーンですくうとボロボロと氷が崩れ、完食後は皿やテーブル周りがベトベトになってしまいました。
食後のコーヒーはこの日2回目の入場となるJAL・JTAのラウンジで…。
帰路のJTA258便、名古屋中部行きもJALエクスプレス機材のB737-400でした。
国内線のみとは言え、搭乗時間が約10時間にも及ぶピストン&タッチ修行にもなると、ヨーロッパ線に行ったみたいに肌が乾燥し、4レグともクラスJだった言え、乗りっぱなしに近くお尻が痛くなるなど、疲れはかなりのものになりました。
沖縄‐本州の路線は長距離のため、スーパー先得でも多くのFOPが得られる路線で、FOP修行には有難い路線です。前回も沖縄方面への修行だったため、ややバラエティに欠ける感があり、中部‐沖縄‐羽田‐札幌‐中部など、他の経路を選んでも良かったのではと、気づきハッとさせられました。スーパー先得はキャンセル料も高いので、そのまま実行しましたが。でも何のかんの言って、FOPは貯められたし、沖縄という地に自分なりの思い出が刻まれたので、疲れはしましたが「面白かった!」と、満足感はいっぱいです。
全区間、スーパー先得、クラスJ
【総計46681FOP JMBサファイア、JGCまであと3319FOP!】
そして50000FOPオーバーのJAL・JGC修行編最終章:JAL修行・解脱~有終の国内線ファーストクラス
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