写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
※ 現在、一部の記事をメインサイトに移転する作業を進めています。
鉄道趣味の領域は多岐に渡りますが、私のように駅訪問を楽しむ鉄道ファンも少なからず存在します。駅訪問と言っても、総合的に色々な駅に訪問する人、無人駅、木造駅舎、秘境駅など専門分野を持つ人など、これまた多岐に渡ります。最近では駅に強い興味を持つ鉄道ファンの事を「駅鉄」、もしくは「降り鉄」と言うみたいです。
~車窓から見えた何も無さそうな駅にふと魅かれて降りて、何かを見つける駅鉄のたのしみ…
(北海道ちほく高原鉄道・穂波駅)~
近年では鉄道ライターの横見浩彦氏が、JR・私鉄全駅の乗下車を達成した事もあり、「全駅訪問(または全駅上下車、全駅乗降)」が注目を浴びているように思います。文字通り日本全国にある9000以上ある全ての駅に訪問するという、鉄道ファンの人にさえ到底理解できないであろう荒行のような行為です。全駅と言っても、JR・私鉄など日本の全ての駅だったり、JR全駅だったり、個人により守備範囲は色々です。
訪問成果をウェブサイトやブログで公開している人が多くいますが、中には独自のルールを設定して、駅訪問の道を邁進している人もいます。趣味の世界でルールだなんて堅苦しい事言わなくてもと思われるかもしれませんが、その人なりのこだわりが垣間見え、見ていて結構面白く思います。
で…、私はと言うと、駅を色々見たという欲求こそありますが、さすがに全ての駅は面倒で、主に木造駅舎など古く趣きある駅舎を巡るのがメインなので、全駅訪問を目指している訳でも、またルールを厳格にこなし駅訪問をしている訳でもありません。しかし、いくつかの基本方針、ポリシーのようなものは持っています。
~JR因美線・美作滝尾駅。こんな味のあるレトロな駅舎を巡るのが、今では旅の大きなよろこび…~
やっぱり、鉄道・列車があっての駅ですので、列車に乗りレールを辿って、目的とする駅にやってくる、または立ち去っていくのに価値があるものと思っています。但し、不通区間の列車代行バスは、鉄道とみなしています。
ただ、最低限、乗車、下車のどちらかは列車を利用したいものですが、駅に入る時、または離れる時どちらかに、他の手段を組み込んだ方がいい、または組み込まざるを得ない場合は、柔軟にバスと言った他の交通機関や駅間徒歩も選択します。時には、効率を選びたい場合もありますし、ローカル線の超閑散区間だと、次の列車まで何時間も空く事が珍しくありません。羽越本線の女鹿駅のように、上りは朝の2本、下りは午後以降の3本のみ、石北本線の上白滝駅のように、下りが朝1本、上りが夕方の1本のみという、極端に停車する列車が少ない駅もあります。
また、片方は列車以外の手段を選択した方が、経路がバラエティに富んで面白い場合もあります。例えば、西女満別駅に行くのに、羽田空港から空路で女満別空港に入り、そこから徒歩で西女満別駅に行くとか、伊予鉄道の三津駅に行くため、本州側から船で瀬戸内海を渡るとか…。
駅と駅の間を歩いて移動する…、駅鉄の間ではよく「駅間徒歩」と呼ばれる手段も、ゆっくりとの風景や集落の空気を直に触れながら歩けるため、たまには面白いものです。その場合は地図や時刻表で、駅間距離が短い区間を選ぶ事が多くなります。
ただ、駅訪問の主な手段として、レンタカーやマイカーを使って済ませる事は、個人的な感情からは邪道と思っています。繰り返しになりますが、駅は鉄道・列車があってこそなので、それらを排除して利便性と訪問駅数だけを求めるのは、なんか違うんじゃないかと思っています。
数をひたすらこなすため、時間に追われるのは性に合いません。十数分程度では、その駅の印象が極めて薄いものになってしまいます。30分でも足りない位で、できれば1時間以上は居て、じっくりと駅や駅構内を観察したり、駅から離れて周囲をぶらついて、自分なりのその駅の見方、思い出を得たいものです。ボーっとしているのもいいものです。秘境駅やのどかな田舎の駅などローカル線の駅だと、2、3時間程度なら、のんびりと一つの駅で過ごす事ができます。雑然とした街中の駅で過ごせと言われれば無理ですが…
現地で時間を存分に取りたいという理由もありますが、飛行機も好きなので…。
ざっとこんな所です。それ以外は、あまり考えていないです。基本は緩~~くやってるので、マイペースで駅巡りの旅を楽しめればいいかなと思っています。
~駅から駅へ、瀬戸内海を渡る駅巡りの旅。あの灯火の中の駅へ…
(呉・松山フェリー)~
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