写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
※ 現在、一部の記事をメインサイトに移転する作業を進めています。
…って、深遠そうで大それたタイトルなんですが(笑)
私は昔から鉄道旅行好きで、いわゆる「乗り鉄」にカテゴライズされる鉄道ファンなのですが、近年では、「駅」というものに大きく傾倒しています。駅愛好家には「乗り鉄」「撮り鉄」などのように、一般化している呼称は無いようですが、最近では「駅鉄」と言うらしいです。他には「駅オタ」「駅マニア」とでも言うのでしょうか…?
なぜ駅というものに興味を持つようになったかと言うと、駅巡りの旅は乗り鉄の延長上にあり、重なる部分は多くあったのだと思います。しかし…
楓駅、小幌駅、津軽今別駅・津軽二股駅、折尾駅、新垂井駅廃駅跡などに訪れ、世の中には変わった駅があるものだと心に残ったのは大なきっかけになったのだと思います。
そして、湯里駅(旧駅舎)、浜寺公園駅、上神梅駅など、古くて趣のある数々の駅舎に出会った事が決定打になりました。
元々、古い建物とか木でできた物とかは好きで、レトロ趣味の傾向はありました。ある日、何気に買った駅舎の本で、伊予鉄道・三津駅の写真を見て興味を持ち現地を訪れたのですが、その古さが醸し出す渋味と、ファサードのアールヌーヴォ調の曲線の瀟洒さを眼前にし一瞬にして魅せられました。そして、「古駅巡礼」のごとく日本全国を見てまわり、ますます深みにはまっていきました。
こちらが伊予鉄道の三津駅駅舎です。残念ながら去年2008年に取り壊されてしまいました。
駅巡りの旅を始めた頃は、とりあえず駅舎を正面から撮り、その他プラットホームや待合室など主だった所を一通りして満足していました。
しかし地方のローカル線の駅に行くと、次の列車まで1時間以上、時には2~3時間空く事も珍しくありません。その間する事と言ったら、駅や周辺をぶらぶらする事位です。しかし、それが駅旅の深みへとよりはまる結果になったのだと思います。例えば、時間を持て余し駅を見ていると、結果としてじっくり駅を見る事に繋がり、駅にあるいろいろなものが目に入り、何かが気になったり…。ある時は、いろいろな印象的な風景や場面に巡り会ったり…。そのなれの果てが駅にある庭園やその痕跡だったりするのですが(笑)。
上田電車・八木沢駅プラットホームからの眺め。曇っているのが少し残念ですが、それでも信州の山々に抱かれた塩田平の広々とした眺めが体感できる心地よい駅です。
南海・高野線(汐見橋線)の起点・汐見橋駅、車止め後ろの池のあるミニ庭園。小さな池の中では金魚がスイスイ泳いでいました。
JR西日本・因美線、美作滝尾駅。木造駅舎外観だけでなく、切符売場の造りなど、内部も昔のままの造りで、驚異的な美しさを宿しています。
駅構内から、駅前や周辺に目を転じると、街並みの雰囲気がそこはかとなく昔の趣きを残していたり、古い建物や街中のちょとしたアイテムなど、レトロなものを発見したりとか…。それらは、到底、多くの人が喜びそうな代物ではないですが、自分のツボにはまります。
JR九州・日田彦山線、大行司駅。郵便局旧局舎、農協跡などのレトロさ溢れる木造建築が並ぶ駅前の道。
大行司駅駅前の木造家屋に取り付けられていた「日本一のおたふくわた」のホーロー看板。
大行司駅近くで見つけたレトロな円柱型郵便ポスト。通称「丸ポスト」。
…と、一部ではありますがこんな感じです。進化していっているのか、変な方向に飛んでいってるのか不明ではありますが(笑) 最近では、私の中で駅巡りの旅とは、駅をじっくり観察、堪能する事にプラスして、駅周辺の街並みや集落も楽しむ事も含むようになっています。
なので、過去と現在とでは駅への視点、駅旅の楽しみ方が同じではなく、駅に興味を持ち出した初期の頃に見た駅を再び訪れみたいなと最近は思っています。例えば、上神梅駅、小湊鉄道の駅、門司港駅、日光駅、白河駅など・・・。きっと自分なりに新しい何かを見つけられる予感がします。また、季節や時間帯を変えて同じ駅を何回も訪問してみるのも面白いです。違う風景や場面が見られてるのが楽しみです。
私のサイトの関連ページに「駅と駅舎を愛する人へ100の質問への回答」というページがあります。よくある「100の質問」の駅バージョンで、これでもかという位、駅に関する質問が出てきます。駅鉄な私の自己紹介的ページ、いわば「私の駅旅遍歴」となっていますので、どうぞご笑覧下さいませ。
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