写真と心の中に刻まれた、ある日の旅のワンシーン…
鉄道と列車、駅舎巡り、エアラインと言った乗り物系の他、旅で訪れた街の風景、気になるモノ、宿泊したホテルなんかも綴った旅行記ブログ。日本全国、たまに海外へ…
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2010年の桜咲く駅を巡る旅の第1弾は、電化が決まった事が話題のJR東海の武豊線へ。最初に日本最古の現役駅舎と言われている木造駅舎がある亀崎駅を訪れました。
開業の1886(明治19)年築という説が正しければ、何と120年以上も現役。手入れが行き届いていて、あまり古さを感じさせません。各所がリニューアルされペンキはしっかり塗られ、大切に使われている事が伺えます。
最古の駅舎、日常の風景を彩る満開の桜。
亀崎駅の駅舎前には2本の桜があったのですが…、駅舎から離れた方の桜はほとんど花が咲いていませんでした。むしろこっちの桜の方が印象的なのに・・・。まさか太多線・下切駅の桜のように力尽きてしまったのでしょうか…。
駅前のパン屋でパンを買ったついでに、店番のおばちゃんに聞いてみると、去年から全然咲かなくなって、幹も黒ずんでいて病気でもうダメでしょうと話してくれました。そう言えば、桜が病気に冒される事があるらしく、特に桜の名所では深刻な問題になっていて手入れが大変とTVで見た事を思い出しました。都会をちょっと離れると桜のある駅が多くていいなあと、あたりまえのように思っていました。しかし、病気の危険に晒されながら毎年春には満開の花を咲かせてくれる桜は凄いなと敬意の念さえ感じました。特に無人駅など駅の桜の殆どは丹念に手入れされているとは思えないので尚更・・・。
乙川駅。数年前までは坂を上がった所に木造駅舎がありましたが、簡易駅舎に建替えられました。
古き木造駅舎が無くなっても、桜は枝を広げる程に成長し、今年もきれいに桜が花開いています。
武豊線のもう一つの最古、半田駅の跨線橋。木造です。1910(明治43)年11月に完成のJR最古のものです。木製で中を歩いた時の反響がそこはかとなく木の感触を感じさせ心地いいです。跨線橋入口の鉄製の柱には「明治四十三 鐵道新橋」と刻印のように入れられた文字が浮き出ています。跨線橋に寄り添うレンガのランプ小屋(危険品庫)は1909(明治42)年築。
武豊線電化で1番の気掛かりが、電化されて架線があってパンタグラフがあるとすると、現在の跨線橋が低過ぎ車両と跨線橋の間に十分なスペースが無く、跨線橋を取り壊さざるを得ないのではないかという事です。杞憂に終わればいいのですが・・・。
武豊駅の駅前には、何故か日本酒の酒樽がピラミッド状に積み上げられていました。何でなのか駅員さんに聞いてみると、お祭りの準備ではないかとの事です。
そして…
池(笑)。武豊駅は数回、訪れているのですが、駅舎からやや離れたホームの先の方にあるので気付きませんでした。池の中央に棒のように伸びている中の島が気になります…
・・・と、後半は桜とは関係の無いネタばかりになってしまいました。
[2010年4月訪問]
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